daikon1

大根

旬と栄養

旬は11~12月。古事記にも登場するほど日本では古くから食べられており、また、中国でも冬に大根を多く食べて身体を強くし病気にかからないよう工夫していました。
根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜という特徴を持ち、1つの野菜でありながら部位によって栄養価も味も異なります。


● 根の部分
解毒作用のあるジアスターゼなどの消化酵素を多く含み、胸やけや胃もたれを改善します。
また、ビタミンCも豊富。コラーゲンの形成を促し体細胞を強くして、免疫力を高めます。
さらに辛み成分はメチルメルカプタンイソチアシアナート(イオウ化合物)で、
強い抗酸化作用を持っています。
     葉に近い部分→ おろしやサラダなど生で食べるものに
     真ん中の部分→ おでんなどの煮物に
     先の部分→ 辛味が強く繊維も多いので、おろして薬味にしたり漬物などに


● 皮の部分
食物繊維が多く、ビタミン類似物質のビタミンPも含まれています。これは毛細血管を強くしたり、ビタミンCの働きを高めたりします。きんぴら
に向きます。


● 茎・葉の部分
ビタミンCカロテンなどが豊富です。刻んだものを植物性油で手早く炒めゴマを加えればビタミンEも加わり、
抗がんトリオのカロテン・ビタミンC・ビタミンEを一緒に摂れるので生活習慣病予防効果は強力です。また、大根のカルシウムの90%は葉に含まれています。
新鮮なうちにゆでておけば味噌汁やチャーハン、炒め煮などに使えて便利。また、ゆでて刻んだ葉をおろしに少量混ぜると、彩りのよい大根おろしになります

選び方と保存方法 なるべく葉つきを選びましょう。葉が青々としていて、根の部分はつやがあり、持ってズッシリと重いものが新鮮です。葉は切り落として(葉から水分が抜けるのを防ぐ)ラップに包み、冷蔵庫で保存します。

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