熱中症対策と予防/飲み物・食べ物は何を選ぶ?注意することは?

福岡市薬院で料理教室を主宰している 健・美・食プロデューサー の 泉です。

気温がぐんぐんあがると、心配になってくるのが熱中症ですね。

梅雨明けから増えてくる熱中症。
これは気温の急上昇に身体が慣れていないことも影響しますが
総務省消防庁のデータによると、
熱中症による救急搬送者数は8月が最も多いことがわかっています。

<熱中症による救急搬送状況(令和2年)>※総務省消防庁調べ

6月  6,336人
7月  8,388人
8月 43,060人
9月  7,085人

 

熱中症から自分と身近な人を守るために、しっかりと知識をつけておきたいですね。

ここでは、熱中症の対策と予防についてお話しします。

熱中症の症状と対策は?

頭痛・吐き気・めまい…という症状で、初期は視界がグルグル回ったり、
意識が朦朧として立っていられなくなったり、まっすぐ歩けなかったり、
頭が痛くて動けなくなったりします。

そんなサインが出たら「これくらい大丈夫」と思わずに、すぐに対策をしましょう!

まず、涼しいところに移動し、休みます。
この時、脳に血液が回りにくい状態になっていることもあるので、足を頭より上にして休むようにします。

衣服を緩め、水分(できれば経口補水液)を症状が治まるまで摂ります。

意識障害を起こしている場合は、速やかに救急車を呼びましょう。

しかし、これらの対策は自力ではできないことがほとんどです。

なので次は、熱中症の予防と気をつけることについて
特に飲み物と食べ物の面から、お話していきましょう。

水分補給の大切さ/気をつけることは?

よく言われるように、水分はなるべくこまめに摂ることです。

熱中症予防のためには、のどが渇いていなくても 潤す感覚で
少量でも口に入れることです。

のどを湿らせておくことは、侵入してきたウィルスを粘膜に付着させず、
胃にストンと落として胃酸で無力化されることもわかっているので、
感染予防にも一役買ってくれます。

熱中症の予防のために一日に必要な水分量は1.5~2ℓと言われているので、
あらかじめ容器に用意しておいて少しずつ飲み、
摂れているかどうかの目安にするのもいいですね。

また、「最近トイレが遠いかも」と思ったら脱水を疑う、のも一つの方法です。
そんな時は早めに水分を補給しましょう。

注意する飲み物って?

一口に“水分”と言っても、かえって逆効果になるものもあります。

<コーヒー・紅茶・お酒>
これらは摂りすぎると逆効果です。カフェインやアルコールには利尿作用 があり、
摂った水分以上に身体から出ていくので、
多量に摂ると かえって水分不足 になることがあるからです。

「水分補給にアイスコーヒー飲んでる!」「ビールで水分補給!」は
熱中症予防にはなりませんのでご注意を。

また、スポーツドリンクには多量の糖分が含まれています。

運動する方には有用なのですが、それほど運動強度が高くない方は糖分の摂りすぎ(カロリーオーバー)になるので、特にダイエット中の方は注意が必要です。

オススメの飲み物は?

熱中症の予防と対策にオススメなのは、水や麦茶などのノンカフェインの飲み物です。

ほかにも、タンポポ茶やビワ茶などもオススメです。

ハーブティーも基本的にはノンカフェインですが、
ハーブの中には利尿作用のあるカリウムを多く含むもの(チャービル、コリアンダー、パセリ、バジル、ディルウィード、タラゴン、ターメリックなど)もあります。
多量に飲む時は、成分表示に注意するとよいでしょう。

食事で意識したいことは?

熱中症は、水分補給だけでなく食事からの予防も効果があります。

塩分と水分が一緒に摂れる食べ物

塩分と水分が一緒に摂れるお味噌汁 は、手軽さの面からも常食したい食べ物です。

お味噌汁は 野菜の具沢山 にしましょう!
塩分にはナトリウムとカリウムがあり、野菜に多く含まれるカリウムは血圧の安定に役立つのですが、
これも汗と一緒に出て行ってしまうため、食事で補うことが大切になります。

同様にミネストローネ などの、具沢山スープもおススメです。

疲れを取ってくれる食べ物


猛暑で体力が落ちている時に、全体の豚肉に多く含まれるビタミンB1は
 疲労回復効果 が期待できます。

ビタミンB1は水溶性なので、栄養を余すところなく摂取するなら
豚汁 がダントツにオススメです。

またニラや玉ねぎなどの硫化アリルを多く含む食材と組み合わせることで、より効果が高まります。

身体を冷やしてくれる食べ物


夏野菜は身体の熱を自然に取ってくれる働きがあります。

きゅうり・トマト・ピーマン・ナス・オクラ・かぼちゃ・ゴーヤなどを
意識して食卓に取り入れたいものです。

また、生食が可能なお野菜(トマト・ピーマン・きゅうりなど)や
果物(スイカ・メロン・ブドウ・パイナップル)は、
身体の熱を取ってくれるだけでなく 直接的な水分補給 になるので、積極的に摂りましょう。

まとめ

熱中症になると、初期症状の段階なら自力で回復することも可能ですが、
気がつかないまま病状が進んでいくと、
自分ではどうしようにもなくなるのが怖いところです。

特に、一人暮らしの方やご高齢の方は、まわりに人がいない限り大変なことになりかねません。

日ごろから水筒などで水分を携帯し、
のどが渇く前に飲む” 食事からも塩分と水分を摂る
ことを意識して、熱中症の予防に努めましょう!


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